平成１７年１１月　結果を待ちながら、訪問の日々

平成１７年１１月２日

[痛みを伴う]

　「朝、“痛みで目が覚める”　って知ってる？」
　数年前、職場の同僚　（女性）　が酔った勢いでそんな話をしていたのを思い出した。
　まあ……、なんだ……、二人が情事を過ごした翌朝に隣で全裸で寝息を立てている彼女に朝と言う男性の生理的事情もあり、アレをアレしてアレレレレ。　……な訳だ。　で、寝惚けながらも痛みで目が覚めると。　まあ、真偽はともかくとして。

　宿直中、痛みで目が覚めました。　鼻毛を抜かれる夢の痛みで。

平成１７年１１月３日

[緑と赤の]

　１１月になった途端にどこもかしこもクリスマス一色でございます。
　「聖一色」　麻雀の役みたいですな。　きっと２３４６８索と發、そして赤牌や中。

　ロン

　こんな感じ。
　結局の所は　「役牌２　混一色　ドラ１」　難しい割には安い？

“聖一色”で検索すると静岡県の地名が並びます

　ロン

　ここまで来たら　「緑一色」　狙おうよ、ね？

平成１７年１１月４日

[不携帯電話]

　「介護者が急に腰を痛めてしまって、緊急にヘルパーを頼みたい」
　そんな日に限って担当のケアマネは不在。
　訪問に行った訪問介護の事業所からも電話が　「だれでも良いから、○○さんに詳しいケアマネはいないのですか！」
　それは担当のケアマネと言わないのでしょうか？　普通。
　携帯電話を鳴らしても出ない。　２０回程コールを鳴らすと　「お母さん、携帯電話忘れてったみたいです」　あ、そうですか。
　介護支援専門員現任研修会の為、会場に問い合わせても主催者は　「終わるまでは……」　と渋々な反応。
　利用者が倒れたとお伝え頂けないでしょうか？　「は、はい。　今すぐに」
　すぐ、繋いでいただけました。　似た様なものですから。

　「この研修はどうしても抜けられないから、任せた」　任せたって何よ。

　さて、最近事務総括の方から１日の流れを毎日提出して欲しいとの話がおりてくる。　この管理したがりが。　把握して業務改善してくれるのか？　をぃ！……とは言えない。　けど言いたいね。　言えたらどんなに良いだろうね？
　平日で車がケアマネが不在で車が空いているのだから、訪問のひとつやふたつでも出来ないのか！？　との事だろう。
　ケアマネが不在だからこそ、１０日までの間は抜けられないのだが。　訪問後に襲ってくる大量のメモ書きの恐怖は分かるまい。
　訪問から帰って来たら……
　　　１時間前の時刻が記入されたメモに　「“至急ケアマネに連絡して下さい”　との事でした」　って、至急でしたら受けた人が連絡して下さい。
　　　２時間前の時刻が記入されたメモに　「“本日ヘルパー利用をキャンセルしたいそうです”」　遅いよ。　ヘルパーさん向っているよ、きっと。
　　　３時間前に時刻が記入されたメモに　「“○○さん、怒っていました。　何故でしょう？”」　私が知りたいです。

平成１７年１１月６日

[佳人薄命]

　本田美奈子さん急性骨髄性白血病の為、死去。
　申し訳ないが彼女には特に思い入れは無い。　だが、確か本田美奈子．　（ドット）　に改名を。　なんて話はあったな……程度である。　結局の所、ドットでは無くピリオドになってしまった訳だが……改名のせいとは思わない。　が、それで稼いでいる人間がいると思うと腹も立つものである。　本人が納得すればそれが一番なのだろうけど。
　“白血病は不治の病では無い”　なんて言われる様になったが。　まだ安心しきれる状態ではないのだな。

　昔、白血病の女性との出会いがある。　と、言っても保育園児の頃だが……自分は口唇口蓋裂（こうしんこうがいれつ）の手術の為、１ヶ月程度の入院を余儀なくされた事がある。　小児科の病室は満室だった為、女性の大部屋に移されていた。　妙齢の女性で色白が隣にいた。　（歳はおそらく２４、５位なのだっただろうか？　覚えてはいない）　共働きの為、そうそう両親が付き添いが出来ない状態であり、口唇口蓋裂以外は全く元気だった為、遊び相手になってもらっていた。　自分の退院後、お世話になった事もありお見舞いに　「何か元気になる様な歌をテープに吹き込んであげようね」　との事で吹き込んだ曲が松村和子の　“帰ってこいよ”　当時の自分が病気を知らなかったとは言え、余りにも酷な選曲だと思う。　おねえさんは無事、帰る事ができたのだろうか？

　アルバムを聴いて見ようと思う。　ご冥福をお祈り致します。

[ここで止めておけば良い話なのに…]

　昼過ぎにパンツが破れているのに気が着く。　そろそろ生地が薄くなってはいるな。　そんな風には思っていたが……台無しや、話が台無しや！

　パンツ（１）を履く　→　洗濯する　→　パンツ（２）を出す　→　洗濯が終わって畳んだパンツ（１）を着換えの一番上へ　→　パンツ（２）を洗濯　→　一番上にあったパンツ（１）を履く

　こんな嫌な循環機能の為、使われるパンツは原則上の２枚のみ。　嗚呼、ダメ人間や。
　裂けるときは縦に一気に……なのね。　街にオスマシして買い物。　でもパンツは裂けてる。　そんな一日。

平成１７年１１月８日

[めくるのが好き]

　来年度のカレンダーが発売されております。　クリスマス商品の隣では。
　「めくる」　と言えば　「坊主めくり」　「スカートめくり」　「電話帳めくり」　ぐらいしか思い出しません。
　猫のカレンダー無いかしら？　え！？　猫めくり！　あかん、兄さんあかんわ。　３６５匹のニャンコが日毎、ニャンニャンと……。
　日めくりなのに１週間でめくってしまう勢いやわ。

　スカートめくり　＞　電話帳めくり　＞　スカートめくり（スパッツ履いてたガッカリ感）　＞　坊主めくり
　だったのが、
　スカートめくり　＞　猫めくり　＞　電話帳めくり　＞　スカートめくり（スパッツ履いてたガッカリ感）　＞　坊主めくり
　この位の位置に。　“めくり大好きレベル”　で言うと。

　なによ、　“めくり大好きレベル”　って。

平成１７年１１月９日

[破壊、非破壊]

　なんとなく　非破壊検査　なる言葉が気になった。　特に理由は無いのだが。
　原子力発電所・ビル・飛行機。　確かに壊して検査する事は難しそうだ。

　当然、破壊検査なるものもあるのだろう。　瓦とか。　焼きおにぎりとか、破壊しても構わないものを中心に。
　藤岡弘、　あたりが瓦を一枚一枚検査していくのだろう。
　「とりゃ！」　パリン　「もろいわッ！　次ッ！」
　「とりゃ！」　パリン　「ぬるいわッ！　次ッ！」
　割られていく瓦達。　瓦達が割れていく。
　「とりゃあ！」　……　「おッ、割れなかったか。合格ッ」
　そして、割れはしなかったが耐久度が落ち、ヒビの入った瓦が市場に出回るのだ。

　焼きおにぎりにしたって藤岡弘、　あたりが。
　「おりゃ！」　パカッ　「おかかッ！」
　「とりゃ！」　パカッ　「昆布ッ！」
　「どりゃあ！」　パカッ　「豚キムチか！　邪道め！　だが、旨いから良しッ！」
　開かれていく焼きおにぎり達。　焼きおにぎり達は無理矢理開かれていく。
　そして、割れた焼きおにぎりが市場に出回るのだ。

　握る前に仕分けをすれば……なんて無粋な意見は却下される。　破壊検査対象商品だから。

　そんな事をコンビニのおにぎり売り場で考えているから、人様の通行の邪魔になるのか。

平成１７年１１月１０日

[足湯]

　なんでも施設の目玉として足湯を設備するとかしないとか。
　但し、車椅子のまま入れる足湯。　温泉好きだがどういった構造なのか？　良くわからない。
　スロープになっていて車椅子で移乗できれば入れる足湯はいくらでも聞いた事はあるのだが。
　車椅子の前輪は入らないが、足は入れる構造…？　で、転倒を予防できる構造？
　謎は深まるばかりでございます。

平成１７年１１月１２日

[学園祭]

　「学園祭へ行ってJazz聴きながら酒が呑みたい」
　最近の学園祭は酒が呑めるですか、私の短大生の時分は……行った事無いですね、お休みしていましたから。
　そもそも何年前のお話でしょう？　私にとっては。
　jazzも良く解りませんし、取り合えず行って見ましょうか？　車を飛ばすこと１時間余り。
　jazzについては相変わらず良く解りませんでしたが、良いものですね。　何かに打ち込めるって言うのは。　おじさんの打ち込めるものって……なんだろう？　そんな事すら考えながら発泡酒をあおっておりました。　うぃ。

　ＪＲ名古屋駅前は早くもクリスマス一色でございます。　例年のごとく。
　神戸のルミナリエ程とは申しませんが、なかなかの人ごみでございました。
　ま、難を申しますと物影で平気でチチクリあっているカップルが１組居た事。　女学生が興味津々で眺めておりましたぞ。　もう、ハタシナイ！　ウチもチチクリ合いてぇ。
　「言葉に出ているから……止しなさい」
　どうも考えている事が独り言に出てしまうのがいけませんな。

願わくば、来年も一緒に居る事が出来ますように。なんてね。

平成１７年１１月１３日

[限りなく不必要に近い仕様]

　職場のパソコンにはどういうわけか　（Ａｌｔ）＋（Ｃｔｒｌ）＋（↓）　で画面が上下逆さまになる様である。　何の為の機能か理解しがたい。　ディスプレイを天井から逆さづりして利用する事例でもあったのだろうか？
　ちなみに　「さかさま」　と入力すると　「沙花様」　が第一に変換される……どこかのお嬢様か？　「嗚呼、沙花様が逆さまに……」　まるで団鬼六の世界である。　団鬼六を知らない方は検索なりするが良い、主にイメージ検索で。　気分を害されても当方は関与しないからそのつもりで。　ちなみに私の趣味では……無い。
　同様に　（Ａｌｔ）＋（Ｃｔｒｌ）＋（→）　で右を上に、　（←）　だと左を上に設定がなされる様である。　ディスプレイは壁に横向き固定はしない、多分。
　何故、この様な機能がついているのだろうか？

　　・　取り合えず無駄な機能をつけ、　“２０種類の機能付きッ！（無駄なもの含む）”　の様に切りの良い数字にしたかった。
　　・　「何故、上下逆さに使えないのか」　そんな理不尽なクレームが付いた。
　　・　（Ａｌｔ）＋（Ｃｔｒｌ）＋（Ｄｅｌ）　と間違えて押してしまったユーザーが困惑する様を見てみたかった。

　どれでも良いが、はた迷惑な事には間違いない。

[祭りの片隅には閑古鳥が一羽]

　本日は町の福祉関係のイベントが行われている。　当方の施設でも何らかの展示を……と促されているらしい。　お年寄りが作った貼り絵、手芸、作品があれば良い。　それにパンフレットを幾つか置いてある。　勿論、介護者教室のチラシも。
　だが、何かを販売・品を配布している訳では無いので大概のお客様は素通りされてしまう、暇だ。
　ケアハウスに入居されている方々が遊びにやって来る　「暇だから来たよ～」　他に見る所があるだろうに……それに何故、施設のパンフレットを持って帰るのだろう？　貰える物は取り合えず貰って帰る。　そんな習性があるのだろうか？
　警察署も参加。　パトカーやオートバイの展示。　それと　恐怖の防犯ステッカー　「不審者に注意！　○○警察署（目玉がギョロリと光るよ）」　が無料配布されてございました。　また、増えますか？　あのステッカーが。

　終了間際もう見るものがなくなったのだろうか、幼子がトコトコとやって来た。　見た目かなりめんこい。　断っておくが幼女趣味は無い。　そこの所はどうか理解して欲しい。　あくまでもほのぼのとである。
　展示してある、人形達でおままごとを始める。　邪魔といえば邪魔なのだが、ほのぼのしているのでそのままにしておく。　シュチュレーションは森の中の学校であるらしい。　大きなウサギの人形が校長先生。　小さなネズミが生徒たち。　ほのぼのほのぼの。
　そこへやって来る２体のキューピー人形。　「食べちゃうぞ～」　そんなあんまりな展開ではないか。　いきなりスプラッタである。　ネズミを頬張るキューピー人形。　キューピー（株）　もそんな事は考えなかっただろうに。　子どもは時として残酷でもある。
　テンションも上がったのだろうか？　隣にある松平健の貼り絵　（施設内では多少遅いが松健ブームなのである）　を見付けるや否や　「マツケン　フゥー！」　嗚呼、あられも無いポーズを。
　お嬢さん、２０年後にもう一度お願いネ。　そのポーズ。　まあ、実際にそんなポーズで迫られてもいろんな意味で困る訳だが。

平成１７年１１月１５日

[発熱の為、簡潔に]

　紀宮様の明日からの生活や、アスファルトに生えていた大根を心配する前にもっと他に心配するものがあるだろうに……。

平成１７年１１月１６日

[もしかして人体の０．２％位は鼻水で出来ているのではなかろうか？]

　ぼうびばけまみまぜん、だぎのどうにだがでるばなびずのだめ、でんばでぼうどうずるごとがでびばべんでじだ。
　（申し訳ありません、滝の用に流れる鼻水の為、電話で応答する事ができませんでした。）

平成１７年１１月１９日

[マクドとウタタネ]

　１００円がハンバーグに見える様になったら、マクドナルドへ行く前に病院へ行くと良いと思うよ。

　本日はウトウトとお昼寝を満喫。
　「そういえばねぇ…」
　はい、そうだね（ウトウト）
　「最近、調子が良かったり悪かったりしてね」
　はい、うにゃうにゃ（ウトウト）
　「……聞いていないね。　こやつは。　結婚しよ、来週にでも」
　はい、しましょうね。　…ＺＺＺ

　「この起きんかい！　甲斐性無しが！」

　とんでもない約束をしてしまった様でございます。

平成１７年１１月２０日

[日曜日の風景]

　誤字が多いのはご愛嬌という事で…すみませんホンマ。　ホンマすみません。　放浪癖です。
　南の風　（風力３）がようやく検索で同名のラブホを追い抜いた模様です。　ただ、現在でもオンエアバトル以外では見かけませんが……。

　どこぞのニュース番組で美人アナウンサーが　「団塊の世代」　を　「男根の世代」　なんて誤読した。　そんな話があった様ですな。　ああ、それなら我々の世代は　「男根の世代Ｊｒ」　なんだな……そんな日曜日。　仕事でございますがね。　検索結果の多さは安易に想像が付きますので各自　【男根 Jr】　で検索する様に。　下手したら　「ＪＲ車内で露出狂がコートの前ををガバッと広げ男根を……」　なんて記事が引っ掛からないかしら。

　中島みゆきのアルバム　「転生」　を聴き始めました。　今回は夜会での曲が中心な様です。
　レビューでもと思いますが、あかんね。　小咄になってしまう。　しかもそんなに面白くないの。
　題して「中島みゆきの曲名縛り」　略して　「中島みゆき縛り」……。　嗚呼、ますます鬼団六チックに。　そんな趣味無いのに。

[01 遺失物預り所/（中島みゆき縛り）]

　電車内の忘れ物、一番多いのは傘であるのは現在でも変わらないらしい。　最近では携帯電話の忘れ物も増えているらしいが、やはり一番は傘。　傘１本の価格を考えたら遺失物預り所まで取りに行く手間を考えたら取りに行くのは面倒だ。　結局、遺失物預り所には傘が積まれていくのだろう。
　年に何回か、百貨店の企画として　「電車忘れ物市」　なるものが開催されている。　傘、老眼鏡、本。　上着。　鞄。　中古品かつ一定期間預り所に保管されている為、どうしても品物に哀愁が漂っているものが多い。
　そんな中で結構高値で販売されているものがある。　携帯電話。　携帯電話等の精密機械には純金を含むものが多いという。　ましてや壊れているのでは無いのでデータが残っている場合が多い。　モノによっては数千円～。　マニアによっては数万を越えるレア物があるとか無いとか……。　そんな訳無いやン。

平成１７年１１月２１日

[02 帰れない者たちへ/（中島みゆき縛り）]

　「新規契約をを今日中に１０件取って来い。　それまで帰ってくるな」
　そうそう取れるものではない。　最近はお年よりも用心深くなっており気軽に部外者が気軽話しかける事が出来る雰囲気では無いのだ。　私の名は古館平三郎。　とあるデイサービスの相談員。　と、いっても主に業務は営業。　新規の施設の為、高齢者の御宅らしき所をひとつひとつ周っていたりするのだ。

　元々この地域はほとんが水田。　そして細々と下請け工場が集まって出来た地域。　この１５年でようやく住宅が建ち始めた。　よって地域の密着度が少ない。　隣の家に誰が住んでいるか…知らない人も多いのではないだろうか？　何より私の職場は知名度が極端に低い。

　「情報は足で稼ぐものだ。　若い者は……」
　所長は無責任にはっぱをかける。　その理屈には確かに理解出来る。　だが、限度というものがある。　朝から足を棒の様にしながら歩き回り、１件１件訪問。　インターホンで断る方。　「猛犬注意！」　の張り紙。　居留守。　まあ、話すら出来ない事の方が多いのだ。

　“秋の日はつるべ落とし”とは良くいったものだ。　訪問している私の影も稲刈りを終えた田に長く伸びている。
　あと、１件。　あと１件駄目だったら、帰ろう。　うん。
　地図を眺め、住所を確認。　インターホンを押す。
　「はい、なんだね。　お若い方や」
　チャンス、好印象だ。　あの、すみません……

　「おやおや、どうしたんだね。　そんなジャージ姿で。　さては最近見かけないと思ったら　“テツ＆なんたら”　の良く動いている方だがね。　おやおや一人かえ？　相方さんはどうしたんだね？　この前、テレビで　「残念ッ！」　ってやっているのを見たのだが……最近見ないわな」

　え？　あの？　その？

　「おみゃあさん、思ったよりアドリフに弱いンだがね。　それじゃ、売れるわけ無いがね。　わたしゃ、孫と同じ歳やでだいたひかるを応援していたりするんだが……エンタの神様だけとは言え、よう消えずに残っとるがね。　女芸人と言えば青木さやかだが、同じ様なキャラなら断然田上よしえの方がずっとええと思うのだが……事務所が人力舎だからなかなか売り込めないのかねぇ」

　え？　はい！？　私はユリオカ超特Ｑが好きですが……。

　「また、マイナーなものが好きやね。　テツさんや。　解った。　今晩は泊まっておいき。　さては田舎に泊まって好き放題やって、一宿一飯の恩義とか言って何か手伝ってくれるんやろ？　カメラは何処だい？　特にサスペンスとかで４番手位に名前が挙がっている、顔は見た事あるけれど名前がどうしても思い出せない。　そんな俳優が苦労するんだがね。　あの番組は……まあ良い泊まっていきなさい。　遠くで撮っているんだろう？」

　え？　あの、違いますけど……

　「やかましい！　さっさとお入り。　それにしても　“世界ウルルン滞在記”　は何でマイナーな俳優ばかりが出てきるんだるねぇ…ブツブツ」

　嗚呼、今夜も帰れない。　古館へい三郎……。　今夜も帰れない古館平三郎。　今夜も帰れない古館へいざぶろう。　今夜も帰れないふるたちへいざぶろう……今夜も帰れないものたちへ……今夜も帰れない者たちへ。
　バンザーイ！　バンザーイ！　バンザーイ！　（ヤケクソ気味に）

平成１７年１１月２２日

[03 線路の外の風景/（中島みゆき縛り）]

　最近はそれほどでもないが、電車に乗ると　「本当にこの路線で良かったのだろうか？　もしかして逆の方向に進んでいるのでは無かろうか？」　何度も不安に陥る事がある。
　「○○駅ヘ行クノハコノ電車デ良イノデスカ？　○○駅ヘ行クノハ本当ニコノ電車デ良イノデスカ！」
　いろんな意味で参っていれば叫びだすかもしれない……否、それは無いか。　でもすっきりするだろうね。
　「○○駅ヘ行クノハコノ電車デ良イノデスカ？　○○駅ヘ行クノハ本当ニコノ電車デ良イノデスカ！　海ハ死ニマスカ？　山ハ死ニマスカ？　私ノ大切ナ人モミンナ逝ッテシマイマスカ！？」
　間違いなく、最寄りの駅で放り出されますが。

　そんな時、車窓を眺めて見覚えのある風景を確認し安心する。　ガタンゴトン、ガタンゴトン。　鉄橋を渡ると少し高音に変わる。　ガタンゴトン。　学校が見える。　生徒達が走り周る校庭の風景。　ガタンゴトン。　線路の直ぐ脇をアパートが並んでいる。　あそこの家はいつも洗濯物が干してある様な。　アパートの住人と一瞬、目が合った様な気がしないでもない。　少しドキドキ。
　後、数駅で目的の○○駅。　降りる準備をしておこうか。　アナウンスも聴こえる事やし。

（アナウンス）
　「次は△△、△△。　△△駅より当列車は急行へ変わります」　……え？

　「○○駅は止マリマスカ？　本当ニ止マリマスカ？　私ハ何処デ降リレバ良イノデスカ！？」
　大丈夫、最寄りの駅で降ろされますから。

平成１７年１１月２３日

[04 メビウスの帯はねじれる/（中島みゆき縛り）]

　メビウスの帯。　一本の帯を半回転ねじって輪にしたもの。　線を引いていくと……あら不思議？　表にも裏にも線が引けてしまう。　神秘的にも思えない事もない。
　しかし、新聞紙を短冊状に切って作ったメビウスの帯は新聞紙そのものであり神秘性は全くない。　それがスポーツ新聞の風俗広告欄だったりしたら尚更の事である。　「６０分５０００円　ポッキリ」　に別の神秘性を感じてしまったりしまわなかったり。

　さて、帯。　帯と言えば真っ先に想像するのが　「あ～れ～　お代官様」　ではなかろうか。　違いますか？　おかしい……。　あの場面って実際に時代劇では見る事はありませんよね。
　お代官様がクルクル３回転回って　“トサッ”　と倒れこむ。　この時には間違っても縦に３回転回ってはいけない。　ひねりも加えてはいけない。　金メダルが狙えてしまうから。
　そして上目遣いで　「嫌でございます。　嫌でございます」　嫌では無くても甘えた声で　「イヤでございます。……もぉ♪」　もう、お代官様は大ハッスル！

　ただ、間違っても　「ギャー！　止めて！　マジやめッ！　無理ッ！　絶対無理ッ！　キモッ！」　って叫ばれたら、さすがにお代官様といえども止めた方が良いンじゃないでしょうかね。

　以上、劇で　「帯でクルクル回る町娘」　を演じた事がある私、放浪癖でした。

平成１７年１１月２４日

[05 フォーチュン・クッキー/（中島みゆき縛り）]

　アメリカ生まれのチャイニーズフード式おみくじ。　クッキーの中には、紙に記されたメッセージが入っており、主にあなたの生活を向上させるためのキーワード（フォーチュンワード）が記されています。
　　　　以上、抜粋　「フォーチュン・クッキーと私」　より

　クッキーを開いてみたら　「待ち人来たらず」　とか　「末吉…っぽい」　とか挙句には細木和子風フォーチュン・クッキー　「モンキッキに改名なさい。　でないとあんた、地獄に落ちるわよ」　……そんなクッキー嫌やわ。

　ま、いろんな亜種が出来るのではないか？
　○　ラーメン屋で汁まで全部飲み干して、“当たり”　が出たらその場でもう一杯（強制）　「フォーチュン・ラーメン」
　○　トゥーシューズに画鋲が入っていて、踏んだアイツがプリマドンナ　「フォーチュン・シューズ」
　○　封筒開けたら何故か剃刀　「フォーチュン・レター」

　どれも御免なのだが。

平成１７年１１月２５日

[06 闇夜のテーブル/（中島みゆき縛り）]

　「富士山には月見草が、闇夜には闇鍋が良く似合う　太宰治」

　太宰治がそんな事を言ったかどうかはしらないが、男の浪漫の一つに　「闇鍋」　がある。　だが、漫画などでは見かけるだけで実際に行った人物と会った事は無い。
もっとも　「闇鍋良いですよ～。　病み付きになりますよ。　あの混沌さ加減と言い」　などとウットリ語られても困ってしまうのだが…。　
　混沌さ加減は職場の中だけで充分である。

　闇鍋の作法といえば……
　　○　部屋を暗くする。
　　○　皆で持ち込んだものを放り込む。
　　○　一度箸で掴んだものは決して離さない。
　……そんな三大要素が要するものとなっている。　はずだ、確か。

　鍋をする上で卓上コンロは欠かせない。　ガスコンロの炎で中身がわかってしまわないか？
　蕎麦アレルギーの人にとっては蕎麦が入ってしまえば全てアウトなのではなかろうか？
　はたして全て食べる事が出来るのだろうか？
　“一気飲みの強要でアルコール中毒”　は毎年の如く報道されるが、　“闇鍋で食中毒”　このような報道はこの３０年見聞した事が無い。

　嗚呼、闇鍋の不思議。　それは全て闇の中へと葬り去られるのだろうか。　闇鍋だけに。

平成１７年１１月２７日

[07 我が祖国は風の彼方/（中島みゆき縛り）]

　「ワレワレハ光ノ国カラＯＣＮ……」
　もはや、風の彼方どころではない。

　そんな事を口に出したら　「あれは　“光のイチバンＯＣＮ”　って歌っているンですよ」　って即座に訂正されました。
　嗚呼、なるほど。　でも、踊る必要は無いと思いますよ。

「ＯＣＮの光体操第一」、　“バンバン一番”　のフレーズにバンバンの　「いちご白書をもう一度」　を思い出し、　「嗚呼、確かにかつての彼らだったら一番を取れたかもしれない」　と思ってみたり思わなかったり。

平成１７年１１月２８日

[08 命のリレー/（中島みゆき縛り）]

　「我々人間はＤＮＡを運ぶ乗り物である　　ニーチェ」
　ニーチェがそんな言ったかどうか、そもそもニーチェが何者かも知らないが……それっぽいから良いとしませんか？

　「我々人間はＤＮＡを運ぶ乗り物である　　太宰治」
　乗り物が途中で事故しましたが、何か？

　「我々人間はＤＮＡを運ぶ乗り物である　　姉歯設計事務所」
　貴方が言うと、ＤＮＡの構造に虚弱性が生じますから。

　「僕達人間はＤＮＡを運ぶ乗り物だね　てじな～にゃ♪」
　絶対言わないし、胡散臭い。　だが、可愛いから許します。　な～にゃ。

　　「我輩悪魔はＤＮＡを…」
　芸能界では１人しかいません。　一人称が　「我輩」　って。

　動物学者　リチャード・ドーキンス　でした。
　世の中は便利になったもので、検索すれば誰が言った台詞か分かってしまうから困ったものです。

平成１７年１１月２９日

[09 ミラージュ・ホテル/（中島みゆき縛り）]

小噺　その１
　さて、最近のラブホには回転ベットが無いと申します。　私も詳しくは存じませんが。　“休憩するべきベットに回転する機能は不必要である”　といった達しが有った為とか、どうだとか……私も詳しくは存じませんが。　ユーザーの需要が無くたって来た。　コレが一番の理由かもしれません。
　さて、鏡張りについて。　別の視点から相手を視る、また視られるというのも新鮮味があるのでしょうね……。　私は詳しくは存じませんが。

　え？　ミラージュ・ホテルって鏡張りのホテルって意味じゃ無いの？

小噺　その２
　部屋に入ると　「頑張って下さい　支配人より」　と言うメモと一緒にレバニラ炒めがルームサービスで。
　ドリンクはニラの味噌汁。

　オチを言うな。　ニラージュ・ホテルと。

平成１７年１１月３０日

[10 サーモン・ダンス/（中島みゆき縛り）]

　飛行機雲はジェット燃料の燃えカスに水滴が付き、雲になる。　当たり前の様に起こっている現象の様に見えるが、飛行機雲が出来るにはかなりの要素が重なり合った結果に出来上がる。　かなり稀な現象であるらしい。

　もっとも塩鮭や紅鮭が自らダンスする確立に比べれば遥かに簡単な現象になってしまうが。

　そもそも　「サーモン・ダンス」　とは？　推測するに海から生まれた川を上っていく鮭の雄姿を踊りにたとえたものではないかと考える。
　鮭が産卵の為に傷つきながらも川を上る。　ある者は途中で力尽き、またあるものは熊などの動物に餌食にされてしまったり、人間の漁にかかるのだ。

　そんな時サーモン　（鮭）　は叫ぶのだろう……
　　「この　デーモン　（悪魔）　めッ！」
　　　……これが言いたかっただけです。