冷やし介護屋始めました 介護屋の呟き

平成19年8月2日

[恐らく使えない介護用語集]

 【ショートステイ】
 老人短期入所施設、特別養護老人ホームなどの福祉施設に短期間入所し、在宅の寝たきり老人を世話する介護者に代わって一時的に保護するサービス。

 ……えっと、ショートスティを利用する方って寝たきりの方ってほとんどいませんよね。
 ……長期のショートスティが一番のお客さんですよね。

[ 「私、佐世保へ帰る」 は正直名言だと思いました]

 上記の台詞は専門学生時代の新人歓迎会で一人暮らしを始めたばかりの女生徒が叫んだものですが今でも思いだせますねぇ。
 誰が言ったのかは全く覚えていませんが。 誰でしたっけ?

 さて、話は変わってユニットの共用パソコンのスクリーンセイバーは “掲示板”
 そ、右から左へと文字が流れる。 定番と言えば定番でございます。
 一人暮らしを始めた新人職員がちょくちょく何か入力している様子。

 「ユニットケアを何とかせねばいかんばい」
 どうやら宮崎出身だったようでございます。

 「私、犬が飼いた」
 「絶対、専業主婦になってやる!」
 「勝手に転んでおいて、転倒って何よ、ヒヤリハットが何よ」

 ……たまに危険発言もある様ですがご愛嬌。 愚痴をこぼすのは仕方の無い事。

 最近は――
 「早く宮崎帰りたいとよねぇ☆家族で湯布院行くじ!!高級料理チョイスすっじ!」
 「あとはよーねー、船に乗って釣りしてくっど!!ダチん家deトロくそ食って飲む!!!げろんぱぁ♪」

 ――いい塩梅に壊れております。 早く一旦帰りなさい。

[名目上は夏季休暇]

 「有給休暇の少しでも消化せよ」 との事で4日間の連続休暇の割り当てが今年度から始まりました。
 要らないから今までの消えた有給を現金で返して。
 当然と言えば当然ですが全ての職員が同じ月に休める訳は無く、振り分ける事に。
 私の夏季休暇は……10月。 10月ですか!? ま、夏ではありませんが仕方ありませんよね、ウン。

 数時間後、上記の理由により若手職員と変更。 11月に延期。

平成19年8月4日

[恐らく使えない介護用語集]

 【褥瘡】
 「床ずれ」 とも呼ばれる症状で、身体の一部分に長時間の圧迫を受けることによって血流が悪くなり、組織が壊死した状態になること。

 死んだ祖母が、
 「昔の火葬はね村内で順番に焼く人が決まっていてね」
 「床ずれに溜まった血がプクリプクリと膨らんで……」
 「それを大きな火箸で突くと血がプシューと抜け出たものだよ」

 どこまでホントの話だったのやら。

[夏休みっていえばボランティアの季節]

 どこぞの中学生の演劇部が寸劇を披露して頂きました。
 私はユニット待機でしたので鑑賞は出来ませんでしたが……ま、浴衣姿が見られたので良しとします。

 最近の中学生って何を食べたらあんなに背丈が大きくなるのでしょうね?

 若い職員も、
 「何を食べたらそんなに膨らむのよ!」
 「誰に、誰に揉まれたら……まさか、授業で!?」

 ……等と呟いておりました。

平成19年8月5日

[健康診断]

 γ-GTP : 44 U/L (基準値:男性70以下)
 まだ、呑めるって事か? むしろ呑んで今の仕事を続けろって事か?

 ※ 数値に出て来ない所が欠如しているのだと思います。 常識とか。 仕事意欲とか。

平成19年8月6日

[恐らく使えない介護用語集]

 【シルバー人材センター】
 60歳以上の高年齢者が自立的に運営する公益法人で、会員である高齢者の能力や希望に応じて臨時的・短期的な仕事を供給する。また、就業に必要な知識や技能の付与を目的として講習なども実施している。

 宿直やディサービスの運転業務などでは大変お世話になっております。

[朝青龍]

 減給分やその他の収入が私の年収を遥かに越えてしまうのですが……。 何が鬱病寸前ですか?
 そんだけ暇だったら、“朝青龍のここだけの話” なんてブログを立ち上げでしまえば……かなりのお客さんがいらっしゃるのではないでしょうか?
 そりゃ、“ブログの横綱” 間違いなしです。 白鵬がブログを立ち上げていなければ……。

 問題があれば――
 ※ “朝青龍” はハンドルネームでありアノ横綱らしき朝青龍とは一切関係ありません。
 ――とでも一文つけておけば問題も無かろうに。

平成19年8月11日

[恐らく使えない介護用語集]

 【事例研究】
 社会福祉援助においては、サービス利用者の問題や性質が、援助過程でどのように対処されたかを観察・分析することで、援助者の着眼点や洞察力を深めていく目的のもの。

 事例検討会後のよくある感想。

 「他所は他所、ウチはウチ」

[息子へ 〜藤岡藤巻〜]

 いいか 息子よ
 ひとつだけ お前に言っておく事がある
 「人生は河の流れのようだ」 と云うのは ウソだ
 人生は河なんかじゃない 沼だ
 人生は河なんかじゃない 沼だ

[新人よ 〜放浪癖〜]

 いいか 新人よ
 ひとつだけ 貴方に言っておく事がある
 「介護は量じゃない質だ」 と云うのは ウソだ
 介護は質じゃない 量だ
 介護は質じゃない 量だ

 いいか 新人よ
 もうひとつ 貴方に言っておく事がある
 「介護でいうお客は入居者」 と云うのは ウソだ
 結局の所はお客は 家族だ
 お金を払っているのは 家族だ

[家人よ 〜放浪癖〜]

 いいか 家人よ
 ひとつだけ 貴方に言っておく事がある (ひとつだけじゃないが)
 まず、その態度が気に入らない、それと……
   (略)

平成19年8月12日

[亡くなったら毎年帰るのでしょう、きっと]

 世の中はお盆だろうが、帰省ラッシュだろうが……介護職員には関係ありませんし、お年寄りは家には帰りません。

平成19年8月15日

[恐らく使えない介護用語集]

 【心肺蘇生法】
 心臓が止まった時に、強制的に心臓を圧迫して心拍出を得る救急蘇生術である。 一般的には、気道確保、人工呼吸、心マッサージ、特殊治療という順で行われるが、心肺機能が回復して蘇生法を中止した後でも、再び呼吸や脈拍がなくなり瞳孔が大きく開いてきた場合には、蘇生法を再開する。

 「人が倒れています!」
 「気道確保!」
 「呼吸無し!」
 「南無〜! え、違う? アーメンの方でしたが?」

 年に数回は何処かの教習であるだろう一連の流れ。

 「肋骨が折れても構いません! 肋骨は後から付ける事は出来ますので、心マッサージを行って下さい」
 とは言うものの、高齢者相手ですと……とてもとても。

[粥食の方がペロリと平らげたのには……]

 「もち米、半殺しにして下さいね」
 その言葉に、
 「えいッ! えいッ 死ねッ 死ねッ!」
 と、小声に呟いていた職員一名。

平成19年8月16日

[恐らく使えない介護用語集]

 【水分補給】
 水分の不足を補うこと。特に高齢考は脱水傾向に陥りやすいので、定期的に水分補給を行うことが望ましい。 1日に1,000〜1,500ml水分量をとるように勧める。 水分は食事中や食事後に必ず補給するように心がける。

 冷たい飲み物を用意したり、むしろ熱い物の方が良いのだろうか?
 飲まれる方はいくらでも飲むのだが、飲まれない方は一切口にしない。
 いっそアルコールにしてはどうだろうか?

[玄関]

 家人面会が多い時分になった。
 特養では外泊はほとんど無いが外出や散歩へ連れだして頂けるご家族がちらほらと見られる。
 外から帰って来た際、車椅子についた泥をどうするかでどんな方なのか想像が付く。
 ましてや夏祭り等の忙しい大型行事ではそれはもう顕著に。

 (1) そのまま入っていかれる。
 (2) 車椅子の泥を雑巾で拭いてから入っていかれる。


 そのまま入っていかれる方は多い。 「このまま上がって良いのかしら」 と首を傾げてから入られる方。 何も考える事無く入られる方。 家人はスリッパに履き替えているというのに何故、車椅子には気がつかないのか。
 自宅で介護されていた家族は気付かれ、介護に関わっていない方はほぼ気付かない。 そんな所なのだろう。

 (3) 「ん」とあごで職員に指図する。

 ……ま、なんと言いましょうか。 正直ろくでも無い家人に多い。

 ニコリと笑って、
 「そこに雑巾がありますので、どうぞお拭き下さい」
 と、言ってのけるが。

平成19年8月17日

[恐らく使えない介護用語集]

 【睡眠障害】
 睡眠の障害が軽度でも主観的に睡眠障害を感じる場合 (不眠症) と、実際に睡眠量やリズムに障害のある場合とがある。睡眠量の障害は、脳幹の機能障害などでの睡眠過剰 (Hypersomnia) があり、睡眠欲増加、睡眠発作 (narcolepsy) がある。 また、睡眠時間の減少などがある。睡眠リズムの障害は、入眠時の障害、中途覚醒の増加、浅睡眠相が多くなるなどがある。 精神分裂病の急性期や躁状態に睡眠時問の減少が見られる。 夜間せん妄、夢遊病、夜尿症などをともなうものもある。

 「暑苦しくて眠れない」
 だからと言って、より暑苦しいであろうトイレに座ったままウトウトするのはお願いですから止めてください。

 「便座がヒンヤリしていてねぇ」
 ……ま、分らないでもないですが。

[若い職員が水しぶきに喜んでいるのにも対応出来ない程、疲れてた]

 夜勤終了後に帰宅しようとすると行事委員が休日出勤。
 夜勤明けのテンションもあいまって風船ヨーヨーの作成に関わる事に。
 200個の風船ヨーヨーを小さな手押しポンプで膨らます事2時間。
 帰宅後、机に置かれた――

いしいひさいちとの区別がいまいち……

 ――薬味の瓶に一言。
 「ああ、 “となりの山田くん” の……」

 うん、間違っている。 いろいろと間違っている。

平成19年8月20日

[恐らく使えない介護用語集]

 【生活習慣改善指導】
 老人保健法上の医療等以外の保健事業の基本健康診査において、日常生活習慣が疾病に大きく関与し、その改善の必要性が判定された者に対し、食生活、運動、休養等の生活習慣の改善へ向けた具体的な行動変容を支援する指導を行うこと。 市町村保健センターや公民館等で実施され、医師、保健師、栄養士等が担当する。

 〜私の場合〜
 1) 酒を控えろ
 2) ケアマネの勉強しろ
 3) もっと32歳らしく落ち着け

 通常の32歳ってどんな風に落ち着いているンでしょう?

[制服でもなく、カメラを持ちウロウロしていたので]

 夏祭り。 職員やご家族が話しかけて来なければ……多分不審者に見えない事も無かったのだろうな。

[誰か萩本欽一さんを止める人はいなかったのだろうか?]

 完走直前の顔が高齢者そのものだったのが印象的。
 あの画像に――
 「民生委員は見た! 介護放棄の実態!」
 ――のテロップを入れても遜色は無い仕上がりになっていただろう。
 萩本欽一氏が苦悩する民生委員なのか、虐待を受けている高齢者の役なのかは微妙ではあるが。

 この番組観た学生がボランティアに目覚めてみたりするのだろう。
 「私にも出来そう」 なんか言いながら……。 ま、誰にでも出来るからこれだけ低賃金なのだが。
 “高齢者介護・障害者支援≒ボランティア” みたいに。 下手したら施しか何かと勘違いしながら。

 で、ボランティアに来てみたものの直接処遇が出来る訳でも無く大半はお話(?)や散歩をして帰っていく。
 排泄や入浴が無理なのは分かる。 せめて食事を、介助もしなくても良いから一緒に食べるくらいはしていったらどうなのだろうか?

 な? 各中学校の体験学習担当教員よ。

平成19年8月25日

[恐らく使えない介護用語集]

 【生活の質 ―quality of life―】
 一般に生活を物質的や技術的で量的側面からではなく、内容としての質的側面から捉え、生活者自身の満足感、幸福感、安心感、安定感などの諸要因のことをいう。医療、福祉、政策、環境などの広い分野で使われ、ADL、IADL、労働問題、情報保障、自已選択、自已決定、自己実現、障害や差別の改善などがある。 生活環境を整え、健康で文化的な生活の向上をめざしていて、価値観も含む。

 私の生活の質が一向に向上しませんが、何か?

[ちょっとした毒を吐かなきゃ]

 「日中は出来るだけ起こしていて欲しい」
 とか言いながら、
 「最近、足の浮腫が気になるのですが……」

 えっと……夜間は逆さ吊りにでもしておけと申されますか?

 老いていけばどこかしら悪くなっていくンだよ。
 残念だけれど良くなるなんて事は稀にしか無いンですよ?
 もしかして貴方の父・母がその奇跡の一人に違い無い! なんて勘違いされてませんか?

 “特別養護老人ホーム” → “介護老人福祉施設” なんて名称が改められましたけれど、
 正直言いまして “養老院” と言っても過言じゃないンですよ?

 “ショートスティ・短期入所” なんて言いますけれど、結局のところ “高齢者一時預かり” に他ならない訳ですよ。

 ホテルマン並みの応対? そりゃ無理だ。 ホテルマンは気配り出来るが、介護なんて一切しない。 それと電卓用意してみな。
特養の代金 − 安い宿泊施設等(極端な例えで言うなら “どや” )の宿泊費・夕食朝食付 ≒ 介護に対する費用 

 な? 無理なんよ。 10割負担でもね。 下手すればマイナスにすらなる。
 介護に対する値なんてそんなものなンよ。

 貴方が言う大切な人ってのは、そんな所に入れられているのよ。 そう、貴方の都合とやらによってね。

平成19年8月26日

[恐らく使えない介護用語集]

 【清拭】
 入浴できない要介護者の身体をタオル等で拭き、清潔に保つこと。これには全身清拭と部分清拭がある。

 清拭出来る体力があるなら……正直、ちょっとした入浴は可能ではないのかな?

[寒かったので新聞紙で包まって寝てました]

 “どや” には泊まった事はありませんが、神社の軒下でなら泊まった事があります。 20の頃に。
 知人宅に止まるつもりが帰省しているとは露知らず……。
 後から知りましたが、 上賀茂神社 って由緒正しい神社なのね。
 道理で注意を受けた訳ですな。

平成19年8月27日

[恐らく使えない介護用語集]

 【世界保健機構 ―WHO―】
 国連の専門機関の1つで、保健衛生向上のための国際協力が目的。1948年に発足。

 (W) 
 (H) ントだってば!
 (O) ジサンに5万円だけ預けてみない? 悪いようにはしないから。

[そりゃ、Pと言ったら駐車場ですけれど]

もしくは “マコポン”

 数年の間、 “麻雀マコP” と言う店名だと信じて止まなかった。

平成19年8月28日

[恐らく使えない介護用語集]

 【前期高齢者】
 65歳以上75歳未満の高齢者のことを言う。(ヤングオールド)

 “ヤングオールド” の言葉を目にする度に、
 「クイズ!年の差なんて」
 を安易に想像してしまうのは、すでにヤングチームには入れないって事でしょうね。

[世界陸上]

 健康美とでも申しましょうか? 肉体美とでも申しましょうか?
 魅入ってしまいますねぇ……。


 ……とどのつまり、結構エロい。

平成19年8月29日

[恐らく使えない介護用語集]

 【セルフケア】
 自己管理のこと。 医療機関や各種の介護サービス等といった他者からの援助よりも、自らが自立的に生命や健康生活を守ろうとする意志とその技法をもつこと。

 セルフフェ……。

 y=ー(´゚ω゚)・∵.ターン

[報道側もワザとだろうに……]

 もう世界陸上、 「ゲイが! ゲイが!」 って騒ぎ過ぎ。

 以前の世界水泳の慰安ソープイアン・ソープの時の用に。

平成19年8月31日

[恐らく使えない介護用語集]

 【側臥位】
 横向きに寝ている状態。右側を下にした姿勢を右側臥位、左側を下にした姿勢を左側臥位という。
 身体のバランスを保ち、リラックスした安定性を保持するために腰を引き、くの字の状態にする。
 寝衣やリネン交換、排せつの援助の時などにとられる体位。

 仰臥位になっていたはずが、気が付けば側臥位に。
 嗚呼、夏の夜の恐怖体験!

 自力で寝返りうっただけですけれどね。

[この子の卒寿のお祝いに]

 お祝いに置時計を頂いた様でございます。 ええ、ありきたりの。
 現金の方がよっぽど良いのに。

 「時計が止まるのが先か、私が止まるのが先かね」

 えっと、誰がうまい事言えと……。
 とりあえず、アルカリ電池を100円ショップのマンガン電池に換えて置きました。
 ええ、念の為。

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