冷やし介護屋始めました 介護屋の呟き

平成20年1月1日

[明けましたか? そうですか]

 夜勤明けで年を越すとやはり年を越した気がしませんな。
 年越しはコール対応の中過ぎていきました。

 「背中が痒い」 そうですか、明けましたね。
 「明けてもうたか」 ええ、先ほど。 平成20年になりましたよ。
 「なら、もう起きなければならんか?」 まだ大丈夫ですよ。 今起きてもらってもお茶か牛乳、ポカリスエットの熱燗しか用意出来ませんし。
 「紅? 白?」 あ、白が勝ったらしいです。
 「迎えに来るかな?」 ……えっと、どちらのお迎えですか?
 「息子にきまっているやろ? ああ、そっちのお迎えもええわな」 ……冗談キツイですがな。
 「今年は子年?」 ええ、そうですよ。 確か子年生まれでしたね。 何度目の子年ですか?
 「8……9回目」 サバ読みましたね。
 「ふふ、分かった?」 ええ。 もう一回り生きてみません?
 「どうかな? お休み」 お休みなさい。

 蕎麦はのびてしまいましたが、まあ良しとします。

平成20年1月2日

[窓一面には良い香りが]

 早番の出勤。 車のフロントガラスがシッカリと凍り付いておりました。
 常備していた解氷スプレーを吹き掛けるつもりで……手に持っていたのはファブリーズ。

平成20年1月4日

[今日から仕事始めです]

 そんなニュースを聴く度にイラッとするのは仕方ない事でございます。
 古舘伊知郎が 「我々に庶民にとっては……」 なんて言うのと同じ程度に。

 今、介護を必要とされている方々には精一杯介護出来る。 だけれど団塊の世代以降からは、ぼれるだけ毟り取っても……仕方ないよね。 が最近の口癖です。

 介護って、やっぱりアパート収入か地主で現在の生活に何も心配の無い方が慈善活動か趣味でやっていくのが一番じゃないかな。
 介護で生活していく事自体が無理なのかしら?

平成20年1月8日

[恐らく使えない介護用語集]

 【ライフスタイル】
 衣食住のあり方だけでなく、生活様式や個人の行き方全般の事。

 「絶対に横にはさせないで欲しい。 認知症が進むから……」
 離床を熱く語る介護者に向かって、
 「なら、アンタは一日中横にならずに生活してみた事はあるのかい? 俺なんか休日なんかはここぞとばかりゴロゴロしているが……アンタは一日中起きているンだ。 偉いねぇ」
 と言った旨をやんわりツッ込むみた所。 さあ、大変。 黙ってしまいましたよ。

[休日の会議が、]

 さて、明日から10日間。 夜勤・夜勤明け、休日中の会議を含めると……何かしら職場に居る事なります。

平成20年1月9日

[カンファレンス]

 介護職の聞く耳は持たない家族も看護士の言う事は素直に聴くンだな。

[恐らく “平成20年度” 辺りまでは……]

 “平成20年” の表記と新しくなったYahoo! JAPAN のトップページにはいつになったら慣れるのだろうね。

平成20年1月10日

[嫌がらせに過ぎないが]

 ソフトバンク、相手がソフトバンクか判断できる「ソフトバンク呼び出し音」を全国展開へ
 Docomo 掛けてきた相手がソフトバンクだった場合、 相手に 「ソフトバンク呼び出し音」 に似た 「似非ソフトバンク呼び出し音」 を全国展開。
 ……なんて技術的には出来ない訳では無いと思うが。

平成20年1月11日

[後者の場合、ナニ王子に?]

 石川遼プロ転向のニュースを見ながら……。 入居者が一言。
 「凄いねぇ、いしかわじゅん」
 ま、確かにいしかわじゅんも凄い人とは思いますが。 ちと違うかと。

平成20年1月12日

[そもそも勤務時間内に仕上げるのが無理]

 行事にはなかなか参加出来ていませんが……広報誌委員です。
 参加していないからと記事を書かない訳にはいきません。
 写真や企画書。 報告書や入居者の話から推測して記事を偽造……もとい、仕上げなければなりません。

 そんな時は空想力も必要な訳でございます。
 φ(・_・”) こんな歌を歌ったのね。
 φ(・_・”) ちらし寿司、準備したのは○○さんだったのか。

 但し、疲れて参りますと……。

 φ(・_・;) え!? そんな事まで!
 φ(・_・;) さすがにソレは……大胆!
 φ(・_・;) ソレハサスガニエロスギ……

 ……妄想になってしまいますので、大変注意が必要でござます。

平成20年1月17日

[某クルマのCMのせいか]

 “マントヒヒ ヒトコブラクダ ダックスフンド” の検索で来られる方がボチボチ。
 答えが解らないのも残念ですので、あれは横浜銀蠅の 「尻取りRock’n Roll」 ですから。
 それ以上もそれ以下も情報は御座いません。 以上。

[10分の予定が5分やし……]

 施設長との個人面談。
 開口一番、
 「結婚はまだか?」
 は無いと思うのですが。

平成20年1月22日

[37.1℃]

 微熱程度でも病院受診! 病院受診!
 指定された病院ではなくて、○○病院へお願い!
 当然、施設で車は出してね。 私達? 行く訳無いでしょ? 生活があるンだから。
 (確か契約時に指定病院の説明はしてあるだろうに……)

 そんな家族には――

 その程度で病院受診希望されるのは構いませんが……
 病院は病気の方が行く所ですよ。
 正直、現在の症状より重いインフルエンザなんか貰ってくる可能性も……ありますが。

 ――が、効くそうです。

平成20年1月24日

[広報で編集後記とか言いだすから]

 寝言で、
 「そりゃ、それは介護の“さしすせそ”だよ」
 とか言ったとか、言わなかったとか……適度に疲れていますね。

 そもそも 介護の“さしすせそ”って何よ?
 さ) さ、採血?
 ……そもそもそれは介護ですら無いし。

 との原稿を、事務に提出した所、やんわりと再提出を促された私が通りますよ。 ちぇっ。

平成20年1月28日

[インフルエンザ]

 職員も入居者にも感染された方が多々。 来月の勤務が立てられないそうでございます。
 え、私ですか? 風邪の上位機種なんかに負けてられません。 ええ。
 ただ、残業時間が3時間ばかり増える程度です。

 職場の中では皆、マスク着用。 少々手遅れな気もしますが、仕方ありませんが。
 マスクを着用し、三角頭巾をし、割烹着姿での食事の準備……鏡を見て一言。
 「嗚呼。 どこから見ても、何時通報されてもおかしくない。 どこに出してもひけを取らない犯罪者顔や……」

[生首、生米、生卵]

 遅番終わり (22時過ぎ) の帰り道。
 美容室の灯りにひかれてふと目を向けると、
 美容師の方々が練習用生首を並べてカットの練習をされております。

 せめて外から見えない様にできないものでしょうか?

[主に私の確認の為ですが]

 サイト内検索なんぞを加えてみました。

 「何かこの話以前に見たような……」

 だいたい、引っ掛かります。
 見なかった事にして頂けると幸いです。

平成20年1月29日

[叔父にはしたいが父には……的な]

 職場内では指導的な立場でも無く。 模範的人物でも無く。  できる限り高田純次的ポジションでありたい。
 そんな私ですが……。

 そういえば、施設長がまさに良い意味で高田純次的な方ですので。
 二人も要らないね。 よし、中島らも的立場なら……。

 それはそれで迷惑ではないかな……。

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