冷やし介護屋始めました 介護屋の呟き

平成24年4月20日

[新年度ご挨拶]

 皆様の地方では桜はどんな様子なんでしょうか?
 桜を楽しむ事は出来たでしょうか?

 相変わらず生存報告Web Pageとなっております。 放浪癖でございます。

 4月になったからと言って、異動があった訳でも無く。 私の昼行燈振りは全く変わっておりません。


 ま、しいて言えば後輩職員(♀)から相談として――
 「アタックしている人がオタク系なんですけれど……どんな言葉ならグッと来るンでしょうか?」
 ――等と実に適材適所的な相談を受けた事くらいでしょうか?

 「とりあえず、『そ、そんな大きいの入らないよ』 とでも言えば良いンじゃなかろうか?」
 とだけ答えておき、後輩は喜んで帰って行きましたが、

 ……後から考えたら既に事に及んでいるじゃないか。 その時点で。


 後輩にする土下座って辛いものですよ。
 後輩がすぐに気がついて本当に良かった。

 そんなに(いろんなパーツが)小さいのだから、本当の所は 「お兄ちゃん」 とでも呼んでおけば効果はあると思うのですがねぇ。

平成24年4月21日

[初対面…なんですけれどねぇ]

 「なんで先輩はそんな下ネタを言うンですか? そして何故捕まらない。 むしろ、逮捕されてしまえw
 等と後輩・同僚から罵倒された事がある、放浪癖でございます。 残念ですが……その言葉、ご褒美だよ?

 あと、他のユニットへ用事があって出掛ける度に……
 「あの人は変態だから関わっちゃダメ。 だけど、いろいろアレだけれど。 便利だから名前は覚えとき」
 そんな紹介も、アンマリだと思いますよ。 ……褒めているのか、貶しているのか。

平成24年4月24日

[面談]

 新しい施設長との面談があるらしく。 事前に面談シートへの記入なんかがあったり致します。
 (正直めんどくさい)

・施設に対しての不満はありますか。(法人に対しても結構です。)

 あのねぇ……分かっているじゃないか。 休みが足りないンだよ。
 今月なんか、夜勤がばらばらだったりするからまる一日休める日が4日だよ? 分かる?
 その休みの日なんかに、ユニット会議なんか入れられてご覧よ? 気が休まるとでも思っているのかい?
 随分と前にね。 「早番→休み→休み」なんて夢みたいな勤務があったから車中泊で鳥取・島根に出掛けの。
 それがね、一番遠くに出掛けた旅行だよ?
 出来る事ならね。 四国・九州。 北陸あたりに出掛けても見たいンだよ? 私は。
 これじゃ、介護屋辞めないとオチオチ旅行すら出来ないンですよ?
 お給料が安いのはね。 もう諦めているンだよ。 国にも職場にも介護屋は期待なんかしていないからサ。

 上記の旨を易しく、丁寧に記載した所。

 ユニットケアの勤務を組み立てる難しさは分かっている次第でございます。
 ですが、年に1度だけでも良いので長い休み(3連休)を頂く事は出来ないでしょうか?


・貴方は施設施設ビジョンをお持ちですか。

 ……ねぇよ。  職員が各自てんでバラバラのビジョンを持ってどうするンだよ?
 片や、「ユニットケアではケアの統一を」なんて言っておきながらだよ?
 上の人間がまず、しっかりとしたビジョンとやらを見せるのが筋ってモノと違うンかい?

 上記の旨を易しく、丁寧に記載した所。

 はっきりとした「ビジョン」と言われると正直お恥ずかしながら持っておりません。
 そもそも各職員が違ったビジョンを持ったまま施設運営を進めても良い物なのでしょうか?
 ビジョンと言えるかどうかは分かりません。
 入居者の皆様の「日常」の為に、
 出来る範囲の資源・人材で出来るだけの事をするまででございます。
 それ以上の事は申し訳ございませんが、難しいのが現状でございます。


・これからの高齢者社会に対する施設の役割をどのように思いますか。

 これ以上何を望む? 現場はね、入居者の皆様の生活だけで精一杯だよ?
 夏祭りなんかをサ。 「地域の皆様との交流」なんて言うけれど……
 こちらは準備段階から持ち出し。 サービス残業の嵐だよ?
 ただ言えるのはこの法人。 施設を立ち上げる上で仰山補助金受け取っているンやろ?
 でなけりゃ、施設長が毎回毎回……市町村の天下りになる訳が無いじゃないかw
 それならだ。 介護困難者の最後の「受け皿」で居る覚悟は持たなきゃダメだろうよ。

 上記の旨を易しく、丁寧に記載した所。

 現場としては目の前の入居者の皆様だけで精一杯だったり致します。
 ですが、介護が困難な方に対する「受け皿」「駆け込み寺」である必要はあると思います。
 それが社会福祉法人の役割と違いますでしょうか?


 日本語って便利なモノですねぇ。

平成24年4月26日

[疲労と妄想]

 遅番帰りにどういう訳が友人の誘いによりファミレスへ。
 カレーに唐揚げをトッピングして注文したものの……友人が注文したミニカレーだけ出てきて、私のカレーが出てこない。

 良くある話として、
 「今頃、鳥を捌いているンじゃねぇか?」
 なんて小噺があったり、無かったりする訳でございますが。
 ……極度に疲れていると妄想が進みに進む訳でございます。

 (今頃ファミレスの厨房では子どもが駄々をこねているンだろうなぁ)

 子 「父ちゃん!ナナミ (鶏) をナナミを捌かないで! せっかくウチが大切に育てたのに!」
 父 「ナナミ (多分、鶏) はいつかお客様にお出しする。 その日の為に育てたんや!」

 (そうか、そんな鶏を俺はカレーのトッピングとして食べてしまうのか……)
 そんなアホな事を妄想しつつ、この辺りでドリンクバーをお替り致しております。

 鶏 「コ、コ。 コケッーーー」
 子 「な、ナナミーーー(鶏だったもの)」

 (あ、断末魔。 関係無いけれど、「団地妻」と「断末魔」って似ているよなぁ…関係無いなぁ)
 (ぼちぼち、カレーのトッピングの唐揚げ出てこないかしら……)

 子 「父ちゃん! ナナミ(鶏 ※但し材料) 美味しいね♪」

 (え!? あんだけ可愛がっていた鶏をアッサリと食べてる? 俺の唐揚げは? まだ来ていないのに!?)

 そんな妄想を悶々と楽しんでいた所、ようやく私の席にも唐揚げがやって来た次第でございます。
 料金を支払い帰ろうとした所に、余計な妄想がまた一つ。

 子 「父ちゃん。 そう言えば……なんで鶏に死んだ母ちゃんの名前なんか付けたンだい?」
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